ミツバチの8の字ダンス(アニメーション)
1 ミツバチの情報伝達
集団で生活するミツバチは、仲間同士で会話するために独特の方法を用いる。その一つが仲間の働きバチに花の場所を教える「しり振りダンス」である。ダンスには餌場までの距離に応じて2種類のパターンがある。
餌場が近いときには、ぐるぐる円を描いて踊る、「円形ダンス」と呼ばれるダンスを踊る。餌場が遠くなると、数字の”8”のような「8の字ダンス」を踊る。
2 8の字ダンスの仕組み
ミツバチの巣箱の中は真っ暗である。その中に幼虫が育つ六角形の部屋が多数集合して板状となり、それがいくつも垂直に並んでいる。蜜や花粉を運んで来て、巣箱に入った働きバチは、六角形の部屋でできた垂直の壁の表面でダンスを踊る。
餌場が遠い場合、真っ暗な巣箱の中で、真上に仮の太陽を想定し、真上(太陽の方向)からどれだけの角度に餌場があるかを直線の方法で教える。周りに集まった働きバチはこの動きを察知し、巣箱を出、太陽を見ながら、教えられた角度をとって飛び、餌場に到着すると考えられる。
3 8の字ダンスをシミュレーションしてみよう!
ミツバチが巣箱で花の場所を仲間にダンスで伝えるよ!