|
(1) |
ニジマスの麻酔
|
|
|
魚類などの冷血動物用の麻酔として、安息香酸メチルを用いる。実験魚を入れた容器に麻酔剤を少しずつ入れて様子を見る。数分で魚体が横になれば麻酔が効いている。麻酔剤の濃度が濃い場合、魚が死亡するので注意する必要がある。
|
|
|
|
|
(2) |
注射針のヘパリン処理
|
|
|
動画1のように注射器でヘパリンを1mL吸い取り、また元のヘパリン容器にもどす。注射器の先端部にヘパリンが微量残っていれば、今回の実験で採血する1mLの血液に対して、十分な血液凝固作用を示す。
|
|
|
|
|
|
動画1 |
|
ボタンをクリックしてください。
映像が開始されるまで、しばらくお待ちください。
|
|
|
|
|
|
|
(3) |
採血
|
|
|
写真1・2および動画2のように腹側尻鰭後部から針を刺し、背骨にあたる所まで注意深く射し込む。うまくいくと少しピストンを引くだけで血液が自然に注射器に入ってくる。無理に引くと溶血してしまうので血球観察には使えない。採血できたら、よく混合し注射針をはずして血液をそっと別のバイアル瓶にうつす。
|
|
|
写真1 |
 |
写真2 |
 |
|
|
|
|
|
|
動画2 |
|
ボタンをクリックしてください。
映像が開始されるまで、しばらくお待ちください。
|
|
|
|
|
|
|
(4) |
血液塗沫標本の作成
|
|
|
採取した血液の少量をパスツールピペットでスライドガラスの一端に置く。このとき、血液の量が多いと血球同士が重なりあって観察できなくなるので注意する。動画3のようにカバーガラスを斜めにして血液に近づけ、表面張力で血液がカバーガラス全体に広がったら一定の速さで血液をスライドガラス一面に引き延ばす。 |
|
|
|
|
|
動画3 |
|
ボタンをクリックしてください。
映像が開始されるまで、しばらくお待ちください。
|
|
|
|
|
|
|
(5) |
固定
|
|
|
写真3のようにドライヤーで乾燥させた後、メタノールで5分ほど固定する。
|
|
|
|
|
|
写真3 |
 |
|
|
|
|
|
(6) |
染色
|
|
|
写真4・5のようにギムザ液で20分染色する。 |
|
|
写真4 |
 |
写真5 |
 |
|
|
|
|
|
(7) |
水洗いして、乾燥させた後、1000倍で観察する。
|