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マウスに代わって迷路実験(試行錯誤学習)

1 実験の目的

 試行錯誤学習において、マウスを使った実験はよく紹介されている。この実験はマウスをヒト(生徒)に置き換え、行わせることを試みた。これにより、実体験による興味付けを行うことができる。


2 実験の器具



迷路図:実教出版「新改訂 高校生物TA」より





迷路の実験を行っているところ

 OHP、迷路(OHP用シートに書いたもの)、ストップウォッチ、水性マジック


3 実験の方法

 (1) 準備
  あらかじめ、OHP用シートに迷路を書き込み(複写機により転写し)、迷路をつくっておく。

 (2) 方法

ア OHPの電源を入れ、迷路を置き、スクリーンに映し出す。
イ 被験者をOHPの前に立たせ、開始の合図とともに水性マジックで迷路の入り口から出口までをつたわさせる。この際、被験者にはスクリーンに映る迷路を見ながら行わせる。
ウ 迷路の入り口から出口へ抜け出す時間をストップウォッチで他の生徒が測定する。同時に間違えた回数も数えておく。
エ これを5回繰り返し、実験回数と所要時間、実験回数と間違えた回数をグラフにし、学習曲線をつくる。


4 実験の結果

5人の被験者の結果の平均

回数

1

2

3

4

5

時間

54.5秒

29.2秒

30.0秒

25.6秒

19.8秒

間違えた回数

12.3回

9.4回

8.2回

5.1回

4.6回







 

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