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フォークトの局所生体染色法アニメーション





 1 局所生体染色法

 ドイツのフォークトは、イモリの胞胚を用い、胚表面を生体に無害な色素で染色し、原基分布図(予定運命図)を作成した。この方法を局所生体染色法と呼ぶ。
 





 2 アニメーション

 局所生体染色法において、胚表面の印が移動していく様子のアニメーションである。



「解説」

 イモリの胞胚期に、胚表面を1〜11の色素で染色し、色素のゆくえを追う。卵の赤道よりやや植物極側によった原口(7と8の間)から陥入が起こり、色素が内部に入り込んでいく。それと同時に、1〜3の色素が植物極側を包み込むように逆側に広がっていく。原口の動物極側(上側)から陥入した5〜7の色素を含む細胞層は中胚葉になり、植物極側(下側)から陥入した8〜11の色素を含む細胞層は内胚葉になる。 1〜3は内部に入り込んでいき、切り離され、神経管を形成する。