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レ−ウェンフックの顕微鏡

1 実験の目的

 17世紀〜18世紀のオランダの博物学者であるレ−ウェンフックが作った手製顕微鏡を生徒に再現させることにより、生物学への導入とする。


2 実験の器具

 直径4mm・長さ20cmのガラス棒、厚紙、輪ゴム、千枚通し、ガスバーナー、やすり


3 実験の方法

 (1) 作り方



(図1)


ア ガラス棒をガスバーナーで赤くなるまで十分に熱し、炎から出して一気に引っ張って30〜40cmほどの細いガラスの棒を作る。(図1)
イ これを真ん中で折って2つに分け、一方のガラス棒の細い先端を炎の端に入れると、先端が溶けて球ができる(図2)ので、その球を直径2mmくらいまで大きくして炎から出してさます。
ウ 柄を1cmくらいつけて、球を折り取りこれをレンズとする。(図3)
エ 厚紙を、スライドグラスよりやや小さめの大きさに切り取る(厚紙の色を黒く塗ってもよい)。その厚紙に千枚通しでレンズより小さい穴をあける。また、長さ3cm、幅1cmの大きさに厚紙を切る(ピント調節用に用いる)。
オ 穴を開けた厚紙に、作ったレンズをセロテープでとめる。(図4)
エ 観察したいスライドガラスとガラスの玉を取り付けた厚紙を輪ゴムで止め、ピントを合わせの紙をはさみ完成。(図5)


(図2)

(図3)


(図4)

(図5)


 (2) 使い方



(図6)


  目の近くに顕微鏡をもっていき、光源(蛍光灯・太陽光など)にかざして観察を行う。(図6)

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