荻須 高徳(おぎすたかのり)−パリを中心に活躍した画家−  <時代>昭和時代  <地域>尾張
荻須記念美術館 復元されたアトリエ(荻須記念美術館提供)

<関係地> 荻須記念美術館  稲沢市稲沢町(名鉄名古屋本線国府宮駅下車 名鉄バス美術館前下車徒歩5分)
<業績>
 東京美術学校(現在の東京芸術大学)西洋学科を卒業後,フランスへ留学した。サロン・ドートンヌに初入選して以来パリ,ジュネーブを中心に活躍した。戦後はじめて日本人画家としてフランス滞在を許され,その活躍ぶりは,フランス国立造幣局が荻須画伯の肖像を浮き彫りにしたメダイユを発行したことからも想像される。 
<年譜>
1901年(明治34) 稲沢市に生まれる
1922年(大正11) 東京美術学校(現,東京芸術大学)西洋画科に入学
1927年(昭和 2) 卒業後,フランス留学
1928年(昭和 3) サロン・ドートンヌ初入選
1956年(昭和31) フランス政府からレジオン・ドヌール勲章授与
1972年(昭和47) 勲三等旭日賞に叙される
1986年(昭和61) パリにて84歳で没

<学習のポイント>
 フランスに住み,パリの街角を描き続け,人々に愛される作品を次々に生み出した荻須画伯の業績を学ぼう。 
<見学のポイント>
 50点ほどの作品のほかに,荻須画伯がパリで使用していたアトリエの復元や愛用したパレット・絵筆の展示もある。また,ビデオコーナーでは,生前の荻須画伯の様子に触れることができる。
<参考資料>
「愛知に輝く人々10」
<問い合わせ先・ホームページ>
稲沢市荻須記念美術館 0587-23-3300
http://www.city.inazawa.aichi.jp/museum/index.html

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