入海(いりみ)貝塚  <時代>縄文時代  <地域>知多
入海貝塚 石碑

<所在地> 東浦町緒川(JR緒川駅徒歩10分)
<概要>
 入海貝塚は,入海神社内の1,200uにわたる区域にあり,縄文時代早期の貝塚で知多半島北部の貝塚群の中心的な遺跡である。1953年(昭和28)には国指定の文化財史跡に指定された。貝塚は入海神社の拝殿から本殿の東側に向かって分布し,幅約10メートル,長さ約80メートルにわたって分布している。表層からは弥生式土器も見付かり,この遺跡が原始時代を通じての生活場所であったことがうかがえる。
 この貝塚は大正時代からたびたび発掘が行われ,入海式土器の標識遺跡として知られている。貝殻や動物の骨,石器や土偶とともに発見された土器は,入海式土器とよばれる先のとがった砲弾形をした尖底(せんてい)土器で,口縁部にはヘラや指で押しつけた文様がある。また,イネ科植物の繊維を含んだ土で作られているのも特徴である。この形式は東海地方の縄文時代早期の代表的なものとされ,この地に8,500年前から人々が狩猟生活をしていたことが分かる。

<学習のポイント>
 縄文時代の人々の狩猟・採集生活を具体的に示す好例として提示し,知多半島の縄文時代の様子を想像させたい。
<見学のポイント>
 現在,東浦町郷土資料館「うのはな館」が完成している。併せて見学したい。
<参考資料>
 「東浦町誌」 「知多半島の歴史」 「東浦町勢要覧」
<問い合わせ先・ホームページ>
 東浦町教育委員会 0562−83−3111

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