武豊線(たけとよせん)     〈時代〉明治時代   〈地域〉知多 
転車台 武豊停車場跡地説明

〈関係地〉武豊町大字里中(JR武豊線武豊駅から徒歩15分)
〈概要〉
 1872年(明治5),わが国初めての鉄道が新橋〜品川間に開通した。まもなく東京〜大阪を結ぶ幹線鉄道の計画が立てられ,この工事に用いる資材輸送路線として武豊線が建設されることになった。1885年(明治18)7月に着工,翌年3月に武豊〜熱田間(33.2km)が開通した。当時は1日2往復の貨客混合列車で,所要時間は1時間45分であった。
 武豊線の起点であった武豊停車場(のちの武豊港駅)は,味噌・たまりを醸造する大足地区にあり,武豊港駅の先には,船や鉄道で運ばれてきた物資の保管倉庫があった。ここには汽車の方向を変える転車台があり,現在この跡は, 武豊停車場跡地の記念碑裏の工場用地内に見ることができる。

〈学習のポイント〉
 武豊線の開通と東海道線の開通,その後の鉄道網の発達について調べてみよう。

〈問い合わせ先〉
 武豊町歴史民俗資料館 (0569) 73-4100

愛知エースネットへ     トップへ