二子塚古墳 | 宮津公民館から見下ろした二子塚古墳 |
<概要>
二子塚古墳は,知多半島で唯一の前方後円墳といわれている。
この古墳は,形や阿久比川の沖積地に位置していることから考えると,古墳時代中期(5世紀)までさかのぼることができる前方後円墳といえる。このことは,この地方と大和朝廷との深い関係をうかがわせる。
本格的な発掘調査はされていないが,地元では円筒埴輪片(えんとうはにわへん)がこの古墳から出土したと伝えられている。また,盛り土部分からは器形の復元はできないが,土師器(はじき)の細片が出土している。
古墳は相当な変形を受けており,特に胴部のくびれた部分は第二次世界大戦中の開墾によって大きく削られている。
<学習のポイント>
知多半島唯一の前方後円墳を見学し,その規模や形について調べてみよう。また,その他の地域の前方後円墳も調べてみよう。
<見学のポイント>
1980年(昭和55)に阿久比町指定文化財に指定されている。毎年5月になると,阿久比町立東部小学校の児童たちが,ホタルの幼虫を放流する場所でもある。ここでは,ホタルが淡い光を放ちながら飛び交う姿を見ることができる。
<参考資料>
「阿久比町誌」
<問い合わせ先>
阿久比町教育委員会 0569-48-1111
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