新美 南吉(にいみなんきち)−童話「ごんぎつね」の作者−  <時代>昭和時代  <地域>知多
新美 南吉 新美南吉記念館

<関係地> 新美南吉記念館(半田市岩滑西町)名鉄河和線半田口駅 徒歩20分
<業績>
 1913年(大正2)に半田市に生まれた南吉は,幼いころに母親と死別した。新しい母親とは折り合いが悪く,その寂しさを草陰のカタツムリやあぜ道のホタルで紛らわしていたという。彼の作品に一貫して感じられる家族愛や心の優しさは,幼少のころの南吉の寂しさを表現している。
 しかし,そこで培われた南吉の感性がその後に「東の賢治,西の南吉」と呼ばれる偉大な作家に成長させた。残念ながら南吉は29歳で夭折してしまうが,その短い生涯を終えるまでに残した多くの作品は今なお教科書を通じて読み継がれ,多くの子供の心を温めている。
<年譜>
1913年(大正 2)半田町(現在の半田市)のたたみ職人の二男として生まれる
1921年(大正10)母親の里,新美志もの養子になる
1931年(昭和 6)現在の岩滑小学校の代用教員となる,「ごんぎつね」を執筆
1942年(昭和17)「おじいさんのランプ」など多くの作品を執筆
1943年(昭和18)29歳で没

<学習のポイント>
 新美南吉は「ごんぎつね」など多くの童話を残した日本の代表的な作家である。郷土を代表する作家としてぜひ取り上げたい。
<見学のポイント>
 半田市岩滑には「新美南吉記念館」が建てられており,彼の業績を詳しく調べることができる。
<参考資料>
「愛知に輝く人々1」
<問い合わせ先・ホームページ>
 半田市立岩滑小学校 0569-21-3111 http://www.yanabe-e.ed.jp/
 新美南吉記念館 0569-26-4888 http://www.nankichi.gr.jp/
 安城市中央図書館 0566-76-6111 https://www.library.city.anjo.aichi.jp/kyoudo/kyoudo50.html

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