戸田まつり(とだまつり) <時代>江戸時代 <地域>名古屋
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山車 |
からくり |
<所在地>名古屋市中川区戸田八幡社(近鉄名古屋線戸田駅下車,徒歩10分)
<概要>
戸田まつりは毎年10月の第1土曜・日曜日に開催され,約300年以上続いている歴史ある祭りである。祭りで引き回される5台の山車とからくりは1796年(寛政8)頃に製作されたと推定され,名古屋市指定有形民俗文化財に指定されている。
戸田まつりは1702年(元禄15)の八幡社の祭りが最初とされる。その後に名古屋の大工長須賀多吉(ながすかたきち)が現在の山車を,文吉二三坊(ぶんきちじさんぼう)がからくり人形を作ったとされる。戸田の集落は北から順に,一之割・二之割から五之割まで五つの割が続き,祭りはそれぞれ各割の神社(八幡社、天神社、鈴宮社、白山社、神明社)ごとに行われ,全体として一つの祭りを構成している。祭りは名古屋市指定無形民俗文化財に指定されている。
1959年(昭和34)の伊勢湾台風で,山車,からくり人形とも大打撃をうけ,祭りが途絶えてしまったが,復興の気運が高まり,1975年(昭和50)保存会が結成されて戸田まつりを復興させた。
<学習のポイント>
江戸時代に作られたからくり人形の素晴らしさから,江戸時代の技術の高さについて深く調べたい。また、伊勢湾台風の被害で一度途絶えた祭りを復興させた,地元の人々の努力を調べてみよう。
<見学のポイント>
要所要所で披露されるからくり人形のからくりの素晴らしさをぜひ実際に見ておきたい。
<問い合わせ先>
中川区役所 区民生活部まちづくり推進室 052-363-4322
<参考資料>
「富田町史」 富田町誌編纂委員会
「富田のあゆみ」 富田のあゆみ編纂委員
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