岩倉城跡(いわくらじょうあと) <時代>室町時代 <地域>尾張
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岩倉城跡 |
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<所在地>岩倉市下本町城跡124( 名鉄犬山線岩倉駅徒歩20分)
<概要>
応仁の乱の影響が尾張にもおよび,織田氏も勢力が二分し争うことになった。1479年(文明11)に至って,両者の間に和議が成立し,尾張の分割支配が約束され,岩倉は伊勢守敏広の城下となり,大和守敏定の清洲と対することとなった。岩倉築城の年代は明らかではない。以後,織田伊勢守の本城として尾張上半国支配の拠点であった岩倉城は,1559年(永禄2)に織田信長により落城した。
現在では,城址碑や地名に名残りを留めているに過ぎないが,城の構えは東西約90m,南北約170mあり,二重堀で,広大な館や望楼があったと言われている。岩倉城が織田伊勢守の本城として尾張上半国支配の拠点となった期間は約80年であった。
<学習のポイント>
岩倉に城が築かれた地理的,軍事的,経済的条件を調べてみたい。
<見学のポイント>
岩倉駅からまず五条川に出て川沿いに城跡に向かい,岩倉城立地の理由を見てみよう。また,城下町に見られる鍵道(敵の侵入を待ちかまえたり,行き止まりに見せるため)を見るのもおもしろい。
<参考資料>
「岩倉市の文化財」「岩倉市史」
<問い合わせ先>