起宿 脇本陣跡(おこしじゅくわきほんじんあと)  <時代>江戸時代  <地域>尾張
起宿脇本陣跡 一宮市尾西歴史民俗資料館

<所在地> 一宮市起下211(名鉄バス濃尾大橋口下車5分)
<概要>
 美濃路は,東海道と中山道を結ぶ代表的な脇街道である。その街道沿いには,愛知県内でも名古屋・清洲・稲葉・萩原・起の五つの宿場があったが,中でも往事の宿場の様子が色濃く残っているのが起宿である。
 本陣・問屋場は,江戸時代後期の国学者加藤磯足(いそたり)を輩出した加藤家の跡地に記念碑が残るだけだが,脇本陣林家は,1891年(明治24)の翌年に建てられた建物が残り,庭園・茶室など訪れる人の目を楽しませている。また,併設の一宮市尾西歴史民俗資料館では宿場関係や美濃路・起の渡しに関する資料が展示されている。
<学習のポイント>
 将軍上洛にも使われた,脇街道としての美濃路の重要性や街道沿いの宿場の様子,さらには,併設の歴史民俗資料館で江戸時代の大きな川を渡る際の工夫を学習することができる。
<見学のポイント>
 脇本陣のつくり,水琴窟も備えてある庭園や茶室の様子を見学することができる。また,併設の歴史民俗資料館で江戸時代の街道・宿場・旅の様子を学ぶとよい。
<参考資料>
 「美濃路」 「愛知県の歴史散歩 上」
<問い合わせ先・ホームページ>
 一宮市尾西歴史民俗資料館 0586-62-9711 http://wwwsv.city.ichinomiya.aichi.jp/division/rekimin/

 愛知エースネットへ      トップへ