立田輪中人造堰樋門(たつたわじゅうじんぞうせきひもん) <時代>明治時代 <地域>尾張
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弥富市の輪中公園の中にある堰門 |
水利図 |
木曽川下流の状況 |
<関係地>弥富市中山(近鉄弥富駅下車徒歩30分)
<概要>
弥富市やその周辺の水郷地帯では,木曽川の洪水を防ぎながら,農業用水を引き入れ,排水を輪中の外へ出すのに苦心を重ねてきた。
排水に苦慮した立田輪中普通水利組合は,木曽川改修工事の行われた1902年(明治35)にこの樋門を完成させた。
当初より排水としての効果はあまりあがらず,用水の取水に利用されるようになったが,海部幹線水路の完成とともに遊休樋門となった。
現在,立田輪中から弥富市が権利を継承し,郷土の水利史の遺跡として,輪中公園の中に保存されている。
<学習のポイント>
水郷地帯における水との生活の工夫について,調べてみよう。
<参考資料>
「弥富の文化財」
<問い合わせ先>
弥富市歴史民俗資料館 0567-65-4355
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