鳥居建民家(とりいだてみんか)  <はじまり>室町時代 <地域>尾張
鳥居建民家

<所在地>岩倉市大地町野合51番地(名鉄犬山線岩倉駅下車徒歩約20分)

<概要>
 岩倉市指定文化財・鳥居建民家は,岩倉市東町東市場屋敷にあった石黒泰一方の母屋を縮小し,修理再建したものである。外観はわらぶきの入母屋造,軒は瓦ぶきで,内部は建築当初(江戸時代中期と伝えられる)のままで,家屋の構造は,遠く室町時代における農家の型式をそのまま残している。
 「鳥居建」といわれる理由としては,玄関の戸口から約90cm入ったところに主柱があり,これと対照的に,北の壁から約90cm下がってまた主柱がある。この二本の主柱に梁がかかり,その下にツナギが一本横に渡してある。この形が鳥居のような形になっていることから「鳥居建」といわれている。

<学習のポイント>
 わたしたちの祖先の多くが住んだであろうこの質素な造りの民家により,当時の生活を調べてみよう。

<見学のポイント>
 史跡公園の管理棟で配布される「岩倉市の文化財」「岩倉史跡公園」などの資料に「鳥居建民家」の説明がある。その見取り図を見ながら建物を見学すると,家屋の構造上の特徴が分かる。

<参考資料>
 「岩倉市の文化財」「岩倉史跡公園」「尾張散歩」

<問い合わせ先>
 岩倉市教育委員会 生涯学習課 0587- 38-5819   http://www.city.iwakura.aichi.jp/
 岩倉市史跡公園           0587- 38-6101

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