赤染衛門(あかぞめえもん)衣掛け松跡  <時代>平安時代  <地域>尾張
赤染衛門衣掛け松跡 歌碑

<所在地> 稲沢市松下1丁目(名鉄国府宮駅下車3分)
<概要>
 赤染衛門は,平安時代中期を代表する女流歌人で,紫式部や清少納言と同時代の人物である。藤原道長の妻倫子に仕えた後,当時の代表的な漢学者であった大江匡衡(おおえのまさひら)と結婚した。匡衡は3度にわたって国司として尾張に赴任しており,その際に赤染衛門が同行した。彼女が衣を掛けたと伝えられる松があった所に,現在歌碑公園が作られている。
 公園には,匡衡の「はつ雪とおもほえぬかなこのたびは 猶ふる里をおもひいでつつ」という和歌と,赤染衛門の「めづらしきことはふりずぞ思ほゆる 行きかへり見るところなれども」という返歌の2首が刻まれた歌碑がある。
<学習のポイント>
 平安時代の宮中に仕えた女性たちの教養,文化的素養で出世してきた男性の姿を知ることができる。また,匡衡が尾張に赴いたことから,当時の受領(ずりょう)や遙任(ようにん)国司についても学習する。
<見学のポイント>
 歌碑公園の裏手(南西隅)に,赤染衛門が衣を掛けたであろう松の老木がコンクリートの中に横たえてある。ささやかなものであるが,歴史的な遺物を重んじる地域の方々の心を知ることができる。
<参考資料>
 「愛知の文学」
<問い合わせ先>
 稲沢市教育委員会生涯学習課 0587-32-1111

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