入鹿池(いるかいけ)  <時代>江戸時代  <地域>尾張
入鹿池頌徳碑と入鹿池 入鹿池

<所在地> 犬山市喜六屋敷18(中央道小牧東ICより車で15分)
<概要>
 入鹿池は,1628年(寛永5),鈴木作右衛門,江崎善左衛門ら入鹿六人衆と呼ばれる人たちにより,小牧・春日井方面の灌漑を目的に築造が計画された。折から新田開発に力を注いでいた尾張藩主の徳川義直公は,すぐに許可を与えた。何度も失敗を重ねたが,1633年(寛永10)入鹿池が築かれ,そこからの用水路も完成した。堤防は河内国甚九郎の技術により完成したので,「河内屋堤」(かわちやづつみ)と呼ばれた。
<学習のポイント>
 春日井市域の新田開発が,江戸時代の藩政の方針と相まって活発に行われた背景に,用水路網の発達があることを考えさせたい。
<見学のポイント>
 ため池としては,全国でも有数の規模の池である。すぐ近くに,博物館明治村があり,明治の様子をうかがうことができる。また,この地域は飛騨木曽川国定公園に含まれ四季を通じて風光明媚な所である。 
<参考資料>
 「春日井の歴史物語」・「尾張散歩」・「愛知県の歴史」
<問い合わせ先・ホームページ>
 犬山市   http://www.city.inuyama.aichi.jp/
 犬山市観光マップ   http://inuyama.gr.jp/map/google-map

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