覚明上人(かくめいしょうにん)  <時代>江戸時代  <地域>尾張
覚明霊神像 覚明霊神顕彰碑

<所在地> 春日井市牛山町431 (東名小牧ICより車で15分)
<概要>
 覚明上人は,1719年(享保4)に尾張国春日井郡牛山村皿屋敷の丹羽清兵衛の長男として生まれた。「霊山を開くとよい」という神のお告げを聞いて,御岳山の開山を目指した。
 御岳山は,江戸時代の中ごろまでは,誰でも登れる山ではなかった。百日間の厳しい修行をした人だけが登ることを許された山であった。それを,軽い修行で誰でも登れる山にしてほしいと努力したのが,覚明上人である。その後,登山道の改修にも着手し,山岳仏教の復興者としても貢献度が大きい人である。
<学習のポイント>
 御岳山は,古代から霊山として崇拝され,中世には行者による登山が行われていた。現在も,御岳講の多くの信者により信仰されている。明治以降,女人禁制が解除され,近代登山の対象になった。 
<見学のポイント>
 現在,天神社に覚明霊神史跡保存会の手による覚明霊神像と覚明霊神顕彰碑があり,その遺徳をしのぶ人が訪れている
<参考資料>
 「春日井市史」・「春日井の歴史物語」・「尾張散歩」・「春日井の人物」
<問い合わせ先・ホームページ>
 春日井市内の文化財   http://www.city.kasugai.lg.jp/bunka/bunkazai/shinai/index.html

愛知エースネットへ      トップへ