密蔵院(みつぞういん)  <時代>鎌倉時代  <地域>尾張
密蔵院総門(市指定文化財) 密蔵院多宝塔(重要文化財)

<所在地> 春日井市熊野町3133 (東名春日井ICより車で15分)
<概要>
 鎌倉時代の1328年(嘉暦3)に完成した密蔵院は,正しくは「医王山薬師寺密蔵院」といい,慈妙上人(じみょうしょうにん)によって開山された。尾張の国の天台宗の本山となった密蔵院は,全盛期には辺り一帯に36の建物が並び,尾張・美濃をはじめ,11か国に700余りの末寺があり,修行をして位を受けた僧は,3,000人を超えると言われていた。 
<学習のポイント>
 多宝塔は,室町時代の建物で国指定の重要文化財になっている。正式名は二重塔婆(とうば)で多宝如来を祀ったことからこう呼びならわされている。本尊の木造薬師如来立像も,国指定の重要文化財で,秘蔵として収蔵庫に安置されている。
<見学のポイント>
 毎年10月の第一日曜日に所蔵の文化財を一般公開しており,日ごろ見ることができない平安時代から江戸時代にかけての釈迦や観音像などの絵画が見られる。
<参考資料>
「春日井市史」・「続・愛知の文化財」・「春日井の歴史物語」
<問い合わせ先・ホームページ>
 春日井市        http://www.city.kasugai.lg.jp/index.html
 春日井市名所自慢  http://www.city.kasugai.lg.jp/sangyo/kanko/464/index.html
 春日井百景      http://www.city.kasugai.lg.jp/machi/keikan/hyakkei/index.html

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