小野道風誕生伝説地 <時代>平安時代 <地域>尾張
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小野道風誕生伝説地 |
小野道風肖像(観音寺蔵) |
<所在地>
春日井市松河戸町946の2(東名阪自動車道上り線松河戸ICから3分)
<概要>
小野道風(おののとうふう)は,南北朝時代ころ成立の麒麟抄(きりんしょう)などに春日井で生まれたという記述がある。その真偽は定かではないが,古くから春日井の人々は道風がここで生まれたことを信じて誇りとし,自然に書道が盛んな土地柄になった。現在もこの文化的伝統を大切にして,「書のまち春日井」として書道文化振興に力を入れている。
<学習のポイント>
小野道風は,それまでの書が中国の書の模倣(もほう)であったのに対し,新しい和様(日本風)の書を創始した。和様の書は,道風とともに三跡(さんせき)と呼ばれる藤原佐理(さり)に受け継がれ,藤原行成(こうぜい)によって完成され,その後長い間受け継がれていった。
道風が努力を重ねて和様の書を生み出したことから,後世,柳に跳びつく蛙を見て努力の大切さを知ったという逸話(いつわ)が生まれた。
中国風の書を書いた平安時代初期の能書として,空海(くうかい)・嵯峨(さが)天皇・橘逸勢(たちばなのはやなり)の三人は「三筆」と呼ばれる。
<見学のポイント>
道風が生まれたと伝えられる春日井市松河戸町には「春日井市道風記念館」が建てられている。道風記念館では,道風筆と伝えられる平安時代の書から現代の書まで多数の書を収蔵し,さまざまな書の展覧会が開催されている。
特に,毎年夏休み期間中には,小中学生向きの企画展やワークショップが開催される。
<参考資料>
「書聖小野道風」・「小野道風」・「春日井市史」・「春日井の歴史物語」
<問い合わせ先・ホームページ>
春日井市道風記念館 0568-82-6110 http://www.city.kasugai.lg.jp/bunka/tofu/index.html
春日井市 http://www.city.kasugai.lg.jp/index.html
春日井市名所自慢 http://www.city.kasugai.lg.jp/sangyo/kanko/464/index.html
春日井百景 http://www.city.kasugai.lg.jp/machi/keikan/hyakkei/index.html
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