印場大塚古墳(いんばおおつかこふん)  <時代>古墳時代  <地域>尾張
印場大塚古墳 復元家屋

<所在地> 尾張旭市大塚町1丁目 (名鉄瀬戸線旭前駅より徒歩20分)
<概要>
 印場大塚古墳は,墳丘(ふんきゅう)が削り取られていたが,直径16m,高さ2m程の円墳であると推定することができた。東側斜面からは26個体に相当する埴輪とふき石が発見された。かつてはこの印場大塚古墳を取り囲むようにいくつかの古墳が見られ,ふき石の技術が用いられていたことや,その大きさから判断するとこの地域の中心的存在であった豪族の墓ではないかと考えられる。
<学習のポイント>
 尾張旭市の古墳は,いつごろ,どのようにして作られたのか。また,天狗岩古墳からいろいろなものが出土しているが,どんな物が出土しているのか調べてみよう。
 古墳は本来,印場大塚古墳のようにふき石で覆われ木や草などが茂っていなかった。
 尾張旭市内の最古の古墳は,古墳時代中期頃に築かれた白山第一号古墳である。
<見学のポイント>
 公園内には印場大塚古墳と同一時代の復元家屋がある。これは竪穴住居で床の平面形は隅丸(すみまる)長方形で,長さ4.5mと4.8mの大きさである。床はわらなどを敷くが,屋内は冬暖かく,夏は涼しくできている。
 見学を希望する場合は,近くにある瑞鳳(ずいほう)公民館に申し出る必要がある。 
<参考資料>
社会科副読本「尾張旭」・「尾張旭市史」
<問い合わせ先>
尾張旭市教育委員会

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