定光寺(じょうこうじ)   <時代>江戸時代  <地域>尾張
定光寺本堂 徳川義直廟

<所在地> 瀬戸市定光寺町373(JR中央線駅下車,徒歩15分)

<概要>
  定光寺は1336年(建武3),覚源禅師(かくげんぜんじ)によって創建された,臨済宗(りんざいしゅう)妙心寺派(みょうしんじは)の寺である。本尊は地蔵菩薩(じぞうぼさつ)を安置している。江戸時代に尾張徳川家初代当主の徳川義直(よしなお)が鷹狩りのためこの地を訪れた際に,定光寺を気に入り,鷹狩りをたびたび行った。後に,義直の遺命(いめい)により定光寺に廟所(びょうしょ)を置き,歴代の尾張藩主が供養のために定光寺をよく訪れ,その道が今も殿様街道として残っている。

<学習のポイント> 定光寺は鷹狩り,つまり軍事演習地として使われており,尾張北部の要所でもあった。また,名古屋城の東北(鬼門)にもあたる。どうして尾張徳川家初代藩主の墓が定光寺に置かれたのか考えてみよう。

<見学のポイント>
義直のお墓(源敬公廟)の前にある焼香殿と宝蔵の床には日本のタイルの原型の敷瓦(しきがわら)がしかれているので,見てみよう。また,本堂と祭文殿は国の重要文化財に指定されているので,見ておきたい。

<参考資料>
「瀬戸市史 通史編 上」

<問い合わせ先>
 
定光寺 0561-48-5319

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