青樹 英二(あおきえいじ)―水田地帯に汽車を走らせる―
<時代>
明治時代
<地域>
尾張
青樹英二頌徳碑
現在の佐屋駅
<関係地>
愛西市中央図書館 愛西市須依町 (名鉄尾西線佐屋駅下車徒歩20分)
<業績>
1843年(天保4)美濃国安八郡四郷村(今の岐阜県安八郡輪之内町)の庄屋,片野万右衛門(まんえもん)の次男として生まれた。
英二が28歳のとき,海西郡東条村(今の愛西市東条町)の大農家青樹家に婿養子(むこようし)として入った。
村民のためを思い,米の生産を高めるために海を埋め立てることに目を付け,干拓事業に尽力した。多額の私財を使って4年がかりで成功させた。
その後,この地方を代表して県議会に議員として出ている英二は,水害の調査をし,熱心に県へ働き掛けた。1905年(明治38)孫宝排水機場が完成した。
また,同時に交通不便なこの地方の発展のため,尾西鉄道(現在の名鉄尾西線)を設立した。
<年譜>
1843年(天保 4) 岐阜県に出生
1871年(明治 4) 青樹家の養子となる
1882年(明治15) 飛島村の海岸に新田を開く
1890年(明治23) 衆議院議員となる
1898年(明治38) 尾西鉄道を設立
1916年(大正 5) 73歳で没
<学習のポイント>
海部地域の水害について調べ,彼の果たした役割を感じとろう。
<見学のポイント>
名鉄佐屋駅の周囲には豊かな水田が広がっている。この水田地帯を歩きながら彼の功績を感じることができる。
<参考資料>
「愛知に輝く人々」
<問い合わせ先>
愛西市教育委員会社会教育課 (0567) 37-0231
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