大錦 大五郎(おおにしきだいごろう)―稲元の金太郎―  <時代>大正時代  <地域>尾張
大錦 大五郎肖像画 現役時代に使用したうちわ

<関係地> 弥富市歴史民俗資料館  弥富市前ヶ須野方731 (近鉄名古屋線弥富駅下車徒歩15分)
<業績>
 大錦大五郎は,海部郡鍋田(なべた)村稲元の山田松次郎の次男として生まれた。幼名を吉三郎といった。 彼は幼いころから力が強く子供相撲においても年上の子供に負けなかった。吉三郎の評判を聞いた元関取の飛石山の勧めで1898年(明治31)京都相撲に弟子入りした。当時,相撲は東京・大阪・京都・熊本で別々に場所を開いていた。  その後,大阪相撲に移り稽古(けいこ)に励んだ。やがて,大関となり,その活躍が認められ,1918年(大正7)28代目の横綱となった。
<年譜>
1883年(明治16) 鍋田村(現弥富市)に生まれる
1902年(明治35) 大阪相撲朝日山親方に弟子入り
1906年(明治39) 十両筆頭
1918年(大正 7) 35歳で第28代横綱となる
1922年(大正11) 引退
1943年(昭和18) 60歳で没

<学習のポイント>
 稽古に一生懸命打ち込み,横綱にまでなった不屈(ふくつ)の精神を学ぼう。 
<見学のポイント>
 館内には,横綱の肖像画と,彼が,使用していた大うちわが展示してある。その他に,弥富市内の神社に,彼が寄進した燈籠(とうろう)がある。
<参考資料>
「愛知に輝く人々」
<問い合わせ先>
弥富市歴史民俗資料館  0567-65−4355

愛知エースネットへ      トップへ