甘酒祭(あまざけまつり)  <はじまり>室町時代  <地域>尾張
八幡社(はちまんしゃ) 巫女(みこ)たちの神楽

<所在地>一宮市丹陽町重吉   (名鉄バス三ツ井下車南へ徒歩10分)
<概要>
 甘酒祭は三ツ井重吉城を築いた尾藤源内重吉(びとうげんないしげよし)の子孫である桑山氏が,旧暦8月15日に行っていた豊年祭りである。祭り当日の午前中に,神意によって決められた宿元(やどもと)で甘酒のふるまいがあり,午後には甘酒,おこわなどの行列が子どもの笛や太鼓とともに八幡社へ向かう。神社では神事とともに,子どもの神楽が奉納され,神事がすむと,裸男が供えてあった甘酒とおこわの入った桶を持ち境内に走り出し,それをまき散らす。これは,豊作を祝って境内一円の草や木にまで喜びを分かつ意とされ,またこれをいただくと悪病,災難をまぬがれるといわれている。
<学習のポイント>
 祭りを始めた桑山氏が,地元に与えたその他の影響についても調べるとよい。
<見学のポイント>
 現在は10月の第4日曜日に行われている。
<参考資料>
「尾張の文化財とくらし」

<問い合わせ先・ホームページ>
一宮市役所 (0586)73-9111 http://www.city.ichinomiya.aichi.jp/

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