芝馬祭(しばうままつり)  <はじまり>鎌倉時代  <地域>尾張
芝馬 白山社

<所在地>一宮市浅野字白山 (名鉄バス水法下車徒歩5分)
<概要>
 芝馬祭の起源は,1281年に起きた元寇にあると伝えられている。北九州に来襲した元の大軍と戦うため,浅野の地からも多くの武士や軍馬が出征したが,すばらしい功績を立てたといわれている。いわゆる弘安の役は突然起こった神風(暴風)によって元の軍船が沈没し,勝利をおさめた。これを祝し,軍馬の戦功になぞらえて芝草で神馬(しんめ)を作り,神風を起こして国難を救った神々のご帰還をお迎えしたのが,芝馬祭の始まりとされている。芝馬祭は旧暦8月1日に,白山社境内で執り行われる。祭りは,チガヤ(イネ科の多年草)を主な材料とした芝馬を製作することと,それを小学生が引き歩いて集落内を回ることからなっている。 
<学習のポイント>
 神風が吹かなければ,大きく歴史が変わっていたかもしれない元寇について,くわしく調べるとよい。
<見学のポイント>
 芝馬がどんなもので,どのように作られているか見学するとおもしろい。
<参考資料>
「史録 いちのみや」「尾張の文化財とくらし」

<問い合わせ先・ホームページ>
一宮市役所 (0586)73-9111 http://www.city.ichinomiya.aichi.jp/

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