国府宮の馬祭り(こうのみやのうままつり)  <はじまり>江戸時代  <地域>尾張
国府宮神社 馬祭り

<所在地>稲沢市国府宮町(名鉄名古屋本線国府宮駅下車徒歩5分)
<概要>
 神事の主役である神代(かみしろ)が本殿で五穀豊穣を祈った後,神社の東にある庁舎(ちょうや)へ向かい,ここで青梅の実,ちまき,なよし(ぼらの刺身),するめを供える。そのため,馬祭りは,正式には梅酒盛神事(うめさかもりしんじ)と呼ばれる。この祭の起源は,1626年にまでさかのぼる。この年日照りが続き雨乞いをしたが,この際,隣の高御堂村が五穀豊穣を祈って3頭の馬を献上した。それ以来,今日まで数十頭の献馬を引くのが慣らわしになっている。そして,この梅酒盛神事は,このとき以来,馬祭りと呼ばれるようになった。
<学習のポイント>
 青梅の実,ちまき,なよし,するめをお供え物とした理由を調べてみるとよい。また,江戸時代に起きた飢饉について調べると,このお祭りの由来がもっと明確になるであろう。
<見学のポイント>
 飾り馬が参道を駆け抜ける勇壮な神事で,舞い上がる土煙とひづめの響きが力強く迫ってくる。
<参考資料>
 「稲沢市史」

<問い合わせ先・ホームページ>
 稲沢市役所 (0587)32-1111  http://www.city.inazawa.aichi.jp/index.html

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