宮後住吉踊(みやうしろすみよしおどり)  <始まり>安土桃山時代  <地域>尾張
宮後住吉踊〜新念仏〜 宮後住吉踊〜すがわき〜

<所在地>一宮市今伊勢町宮後(名鉄名古屋本線今伊勢駅下車徒歩10分)
<概要>
宮後住吉踊は,豊臣秀吉の時代までさかのぼることができ,大阪住吉神社の御田植神事の奉納舞として行われたのがその起源といわれている。その後,この奉納舞を見た僧が,寺の財政が苦しかったのを助けるために,歌をうたい踊りをおどりつつ諸国を巡った。将軍家綱の頃,当時の一宮村付近に落ち着き,この付近の人々に歌や踊りを伝えたものが継承され現在にいたっている。かつては北神明町や葉栗連区の大毛, 笹野,島村,西成連区の丹羽,今伊勢町本神戸の名栗,萩原町の二子にもあったが,現在残っているのは今伊勢町宮後のみである。宮後住吉踊は,当時の具体的な姿を知ることができる県内唯一の存在である。一宮市指定無形文化財になっている。

<学習のポイント>
人々の楽しみであった芝居や狂言について調べるとよい。

<見学のポイント>
毎年8月に市民会館で開催される「いちのみや民俗芸能のつどい」と3月に市博物館で,定期公演されている。

<参考資料>
「史録 いちのみや」「尾張の文化財とくらし」

<問い合わせ先>
一宮市役所 (0586)73-9111 http://www.city.ichinomiya.aichi.jp/

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