祖父江の虫送り(そぶえのむしおくり)  <始まり>平安時代  <地域>尾張
虫送り 燃やされるサネモリ人形

<所在地>稲沢市祖父江町両寺内砂崎牧川小学校周辺(名鉄尾西線森上駅下車徒歩30分)
<概要>
今から約800年ほど前,世の中が平氏と源氏に分かれて激しい戦いをしていたころ,平氏の武将に斎藤別当実盛(さいとうべっとうさねもり)がいた。実盛は戦いの中,稲の切り株に馬の足をとられ,落馬したところを敵に討ち取られた。実盛はそれを恨みに思って,毎年,稲を荒らす害虫になったと伝えられている。その害虫を追い払うために行われてきたのが,虫送りである。愛知県無形民俗文化財に指定されている。

<学習のポイント>
源氏と平氏が繰り広げた源平合戦について調べてみよう。 

<見学のポイント>
毎年7月10日に近い土曜日,稲沢市祖父江町の牧川小学校周辺で行われている。当日午後,小学校体育館でサネモリ人形と馬が作られる。午後7時,暗くなってきた頃,高張提灯(たかばりちょうちん)を先頭にサネモリ人形,たいまつをかざし,太鼓・半鐘をならして田をまわる。午後8時30分頃,小学校東側の昇天場所で人形を燃やして終了する。

<参考資料>
愛知県指定無形民俗文化財「祖父江の虫送り」旧祖父江町教育委員会

<問い合わせ先・ホームページ>
稲沢市祖父江支所 0587-97-2121
  稲沢市教育委員会生涯学習課 0587-32-1111
http://www.city.inazawa.aichi.jp/soshiki/jigyo/07kyoiku.html#kyoiku03

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