ばしょう踊(ばしょうおどり) <始まり>安土桃山時代 <地域>尾張
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川原でのばしょう踊 |
ばしょう踊 |
<所在地>一宮市北方町北方(名鉄バス北方下車)
<概要>
ばしょう踊は古くから伝わる雨乞いの踊りである。踊りの起源は明らかではないが,織田信長の岐阜攻めの凱旋のときから始まったとも伝えられている。踊り手の構成は,一人の武将とそれに従う鉦鼓(しょうこ)を持った二人の鉦擦(かねす)りの3人が一組となり,それが4組の合計12人で踊る。武将は太鼓を胸につけ,背中にバショウの葉に見立てた指物(さしもの)を背負う。指物は竹を1年の日数を意味する12本に割り裂いて,その中央に御幣(ごへい)を立て,1年の日数を表す365枚の紙を付ける。愛知県指定無形民俗文化財になっている。
<学習のポイント>
雨ごいの踊りや祭りが,他にはないか調べてみよう。
<見学のポイント>
もともと雨乞い踊りなので,踊れられる日は決まっていないが,毎年8月に市民会館で開催される「いちのみや民俗芸能のつどい」で公演されている。その奇抜な衣装に注目しよう。
<参考資料>
「尾張の文化財とくらし」
<問い合わせ先>
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