蟹江のポットマム栽培(かにえのぽっとまむさいばい) <始まり>昭和時代 <地域>尾張
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ポットマムを栽培する温室 |
いろいろなポットマム |
<関係地> 海部郡蟹江町
<概要>
鉢作りされた洋菊のことをポットマムという。
日本古来の菊が欧米に渡って,品種改良された後,再び日本に入ってきた代表的洋菊で,鉢花として愛好されている。
蟹江町でポットマムの生産が盛んになったのは,1964年(昭和39)からである。トマトからシクラメンなどの鉢花へ転向しようとしていた農家が,奈良県農業試験場でポットマムと出会ったのがきっかけである。ポットマムに未来を託した理由として,周年生産ができ施設が効率的に活用できること,従来の菊よりも色が豊富で幅広い需要が期待できること,計画生産ができ専業専作が可能であることなどであった。以来,蟹江町のポットマムは中京方面や京浜方面などを中心に全国各地へ出荷されている。
<学習のポイント>
ポットマムの生産が蟹江町で盛んに行われるようになった理由を考えよう。
<見学のポイント>
蟹江町内に点在する温室を見学すると,たくさんの種類のポットマムを見ることができる。
<参考資料>
「尾張の農林水産業とくらし」
<問い合わせ先>
蟹江町役場 0567-95-1111
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