のんぼり屋 <はじまり>大正・昭和時代 <地域>尾張
五条川での「のんぼり」洗い
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<所在地>岩倉市中本町(名鉄犬山線岩倉駅下車 徒歩10分)
<概要>
岩倉市中本町に2軒の「のんぼり屋」がある。ともに「松浦」の姓をもち,紺屋(染物屋)として400年あまりの歴史を持つ老舗である。鯉のぼりをつくるようになったのは,大正末・昭和初頭のころからである。
岩倉の「のんぼり屋」が有名になったのは,伝統的な手法で製品を作っているからである。なかでも工程の一つであるのり落としは、毎年2月から4月初旬の五条川の冷たい水で寒風をついて行われ,「のんぼり洗い」として春の五条川の一大風物詩となっている。また,金太郎を抱かせた大胆な絵柄と,鮮明な色彩は岩倉独自のものである。
鯉のぼりのほかにも,のれんや芝居の幕などに新しい感覚をプラスして,岩倉の「のんぼり屋」は技術と伝統を今に伝えている。
<学習のポイント>
五条川の水を生かしながら,伝統を大切にしたのんぼりの製作工程を調べよう。
<見学のポイント>
事前に連絡し,のんぼりの作成やのんぼり洗いを体験しよう。
<参考資料>
「尾張散歩」「尾張のわざ」「岩倉市史」
<問い合わせ先>
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