古瀬間城址 (こせまじょうし) <時代>室町時代 <地域>西三河
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古瀬間城址碑 |
主郭跡と復元された見張り櫓 |
<所在地> 豊田市志賀町城山 (名鉄三河線豊田市駅下車 名鉄バス大見口下車徒歩7分)
<概要>
古瀬間城は,標高101mの尾根の先端部に築かれ,本曲輪(ほんくるわ)は40m×32mある。腰曲輪が北・西・南面に段差をつけながら取り囲んでいる。北東の下にある浄願寺(じょうがんじ)の場所は,かつて城主らの館があったと推定される。浄願寺の境内(けいだい)には,松平宗忠の墓と伝えられる五輪塔が残る。
古瀬間城は,1506(永正3)年松平氏が高橋荘を攻めるために,松平宗忠に築城させたと伝えられている。
1982(昭和57)年,一時畑地として利用され荒れていた城址が公園として整備され,本曲輪部分は梅林となり,見張り櫓状の建物が建てられた。見張り櫓からは西への眺望が開けている。
<学習のポイント>
室町時代の他領進出のために造られた城の規模や造りなどの特徴を学習する。
<見学のポイント>
室町時代の城の特徴とともに,見張り櫓からの眺め,梅林,「こせま城址歌碑の里」めぐりなども興味深い。
<参考資料>
「豊田の史跡と文化財」(豊田市教育委員会)
「定本 西三河の城」(郷土出版社)
<問い合わせ先>
豊田市郷土資料館 (0565)32-6561