池田一号墳 (いけだいちごうふん) <時代>古墳時代 <地域>西三河
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池田一号墳 |
石室 |
<所在地> 豊田市猿投町池田(名鉄三河線豊田市駅下車,とよたおいでんバス藤岡・豊田線《加納経由》乗り換え,猿投登山口下車徒歩7分)
<概要>
池田一号墳は,猿投山の南に伸びる丘陵上の標高 120mにあり,古墳時代後期(約1500年前)のもので,1977年(昭和52),県指定の史跡となった。
直径約19m,高さ 3.5mの円墳で盛り土が二段に盛られている。
池田一号墳は,矢作川中流域の中でも大規模な長さ10m以上の横穴式石室をもつ。石室内は二つに分かれ,後室は長さ3.2m,幅2.4m,高さ2.3m,前室は長さ2.8m,幅2.2m,高さ2.3mの大きさがあり,石材には1mを超す花崗岩が約30個使われ,県下でも指折りの巨石を用いた古墳である。
調査の時点で石室の入口が開いていたため,内部からの出土遺物は須恵器(すえき)の破片などのほかは出ていない。
<学習のポイント>
県下でも指折りの巨石を用いた石室を実際に確かめることにより,古墳に葬られた豪族の勢力や技術のレベルを考えさせる。
<見学のポイント>
横穴式石室内へ入ることができるので,石室内の大きさを実感したい。入口に使われている巨石もぜひ見たい。
<参考資料>
「豊田の文化財」「豊田の史跡と文化財」(豊田市教育委員会)
<問い合わせ先>
豊田市郷土資料館 0565−32−6561
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