正法寺古墳(しょうぼうじこふん)  <時代>古墳時代  <地域>西三河
正法寺古墳 正法寺古墳全景

<所在地> 西尾市吉良町乙川西大山25 (名鉄西尾線吉良吉田駅から車で5分)
<概要>
  全長89mの前方後円墳で,前方部は幅55m・高さ6m,後円部は径62m・高さ8mあり,西三河地方最大の古墳である。現在では古墳公園として整備されている。墳丘には2列の円筒埴輪列を巡らしており,葺石の存在も確認された。当時の古墳は海岸に面しており,政治的・経済的にも大きな勢力があったものと推測され,5世紀の古墳と考えられている。 
<学習のポイント>
  前方後円墳は,古墳時代全盛期に日本独自の形態として発達した。正法寺古墳は,西三河地域で最大の古墳であり,地方における古墳文化の広がりを理解したい。 
<見学のポイント>
  正法寺古墳の周辺には,多くの古墳が分布している。北東1qには岩場古墳(県史跡)がある。岩場古墳の墳丘は,尾根先の自然の山そのままが利用され,変形した帆立貝式前方後円墳か,または北方に造りだしをもつ円墳とも考えられている。
<参考資料>
  「愛知県の歴史散歩」
<問い合わせ先・ホームページ>
  吉良町歴史民俗資料館 0563−32−3373
   http://www.town.kira.lg.jp/pub/kyouiku/rekishi_modelcourse/bunkazai_c/index.htm

 愛知エースネットへ      トップへ