深溝断層(ふこうずだんそう) <時代>昭和時代 <地域>西三河
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深溝断層 |
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<所在地> 額田郡幸田町深溝 (JR東海道本線三ヶ根駅下車徒歩20分)
<概要>
1945年(昭和20)1月13日午前3時38分,三河湾を震源とするマグニチュード7.1の直下型地震「三河地震」が発生した。断層は,比定地での最大落差は1.5m
,最大左ずれ水平変位は約1m,南側が隆起して,東北東方向に突き上げる活断層であり,総延長28qに及ぶと言われる。
死者は約2,300人,負傷者約3,900人,全半壊した住宅約23,700戸の大災害だった。しかし,当時は太平洋戦争の敗戦直前ということもあり、軍の報道管制のもと,空襲被害にかくれ,救援も十分でなかった。この地震の直前,1944年(昭和19)12月7日には,熊野灘を震源とするマグニチュード8.3の「東南海地震」も起きていた。
<学習のポイント>
大きな自然災害であったことはもちろんのこと,戦時下の災害であったことや東南海地震が起きていたことなども,被害を一層深刻なものにしたことに気付かせたい。
<見学のポイント>
幸田町の郷土資料館には,地震直後の写真が展示してあり,被害の大きさを知ることができる。
<参考資料>
「愛知県の歴史散歩」
「吉良の歴史」
「三河地震の概要」(幸田町教育委員会)
<問い合わせ先・ホームページ>
幸田町ホームページ 0564−62−1111(代表) http://www.town.kota.lg.jp/
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