本光寺(ほんこうじ) <時代>江戸時代 <地域>西三河
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本光寺本堂 |
本光寺山門 |
<所在地> 岡崎市上青野町新井1 (JR東海道本線岡崎駅下車,名鉄バス中之郷経由東岡崎行乗り換え中之郷東下車,徒歩10分)
<概要>
本光寺は,1601年(慶長6)に現在の地に移転。元禄年間には矢作川洪水の際,第23代住職円空が,門徒を指揮して堤防の決壊を食い止めたと言われている。
本光寺本堂は,1894年(明治27)に庫裏と共に焼失したが,第32代住職恵暢(えちょう)が再建し1913年(大正2)に落慶供養法要を行っている。京都にある東本願寺の影響を強く受けた,豪華で庶民好みの代表的な浄土真宗の歴史的建造物である。
本光寺山門は,1827年(文政10)の再建といわれる。入母屋造,桟瓦葺(さんがわらぶき)の楼門である。矢作川の堤防決壊を防御した功績により,恩賞として丸柱12本,間口4間,奥行3間の楼門建立が許可され,水野和泉守(みずのいずみのかみ)が寄進したと言われている。浄土真宗の寺院の山門が楼門でつくられることは珍しく,近隣でも類例をみない貴重な建造物である。
<学習のポイント>
本堂と山門の造りを見ることで,寺院が地域住民にとってどのような存在だったのか考えてみよう。
<見学のポイント>
本堂と山門は国の登録文化財に指定されている。一般に,浄土真宗の寺院では,楼門の造りは許されておらず,非常に珍しいものとなっている。その重厚な造りを見てみよう。
<問い合わせ先>
本光寺 0564-43-2216
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