清沢　満之（きよざわまんし）－人類の教師

　清澤　満之（きよざわまんし）－人類の教師－　　＜時代＞明治時代　　＜地域＞西三河


清澤　満之	西方寺（さいほうじ）

＜関係地＞ 西方寺　碧南市大浜　（名鉄三河線碧南駅下車徒歩５分）

＜業績＞
　近代日本における，すぐれた仏教者清澤満之は建峯・骸骨など号を変え，常に新たに自己と真実を問い続け，西方寺に短い生涯を終えた。井上円了（いのうええんりょう）を先輩として東京大学で西洋哲学を学び，フェノロサの影響をうけた。仏教の近代化に努めた満之は，宗門の人材育成を通して，人間教育の革新に命をかけた。親鸞（しんらん）の歎異抄（たんにしょう）を深く味わい，釈迦の阿含経，ソクラテスの流れをくむエピクテトス語録等を究明して絶対他力の精神主義を提唱した。

＜年譜＞

1863年（文久 3）　名古屋黒門町に生まれる。幼名満之助，父は徳永永則，母はタキ。
1888年（明治21）　京都府尋常中学校校長となる。清澤やすと結婚し，西方寺に入る。
1892年（明治25）　｢宗教哲学骸骨｣を出版する。翌年英訳される。
1894年（明治27）　激しい修業のため結核となり療養する。
1896年（明治29）　宗門改革運動を起こし｢教界時言」発刊。
1901年（明治34）　雑誌｢精神界｣を発刊し精神主義を提唱する。真宗大学の初代学長になる。
1903年（明治36）　西方寺で39歳で没。

＜学習のポイント＞
　清澤満之が考えていた理想とはどんなものだろうか。

＜参考資料・ホームページ＞
　「西方寺と清澤満之」　西方寺　
　碧南市民図書館ホームページ　　http://www.city.hekinan.aichi.jp/TOSHOKAN/index.htm

＜問い合わせ先・ホームページ＞　
　清澤満之記念館　碧南市浜寺町2-19-2　　0566－42－0044 　　http://www.manshi.com/

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