山中 信天翁(やまなかしんてんおう)  −知事として明治新政府で活躍−  <時代>明治時代  <地域>西三河
山中信天翁石碑(神明社) 神明社地図

<関係地>神明社  碧南市東浦町三丁目 (名鉄三河線碧南中央駅下車,市内循環くるくるバス乗り換え,日進公民館下車徒歩10分)
<概要>
  山中信天翁〈名は、献(まつる),信天翁は号〉は,1822年(文政5)に現在の碧南市に生まれる。若い頃は,家に農民の子供を集め読み書きを教えていた。1854年(安政元),妻の死を機会に京都に出て新しい世の中を作るために活動を始め,勤王の志士と交わった。その後,明治新政府の中心人物である岩倉具視(いわくらともみ)を助け,新政府で活躍をする。1869年(明治2)石巻県(今の岩手県)の知事となる。
  新しい世の中を,人々の喜ぶ時代にしたいという願いから,農民一人一人の幸せを考えた政治を行い,「仏の山中様」と呼ばれるようになった。
<年譜>
1822年(文政5)
1854年(安政元)
1863年(文久3)
1867年(慶応3)
1868年(慶応4)

1869年(明治2)
1885年(明治18)
現在の碧南市東浦町に生まれる
京都に上り,勤王の志士と交わる
天皇に新しい政治の方法を上申する
岩倉具視に従い,天皇親政命令書を作成する
岩倉具視を助けて,明治新政府で活躍する
明治天皇東京行幸の御用掛になる
石巻県(現在の岩手県)の知事となる
64歳で没

<学習のポイント>
  山中信天翁が行った政策の意義について考えてみる。また,これに関連させて明治新政府の政策や岩倉具視について調べてみるとよい。
<見学のポイント>
  碧南市東浦町の神明社に山中信天翁の顕彰碑がある。
<参考資料・ホームページ>
  「愛知に輝く人々8」
  「碧南の偉人」(碧南市民図書館ホームページ・リンク集) http://www.city.hekinan.aichi.jp/TOSHOKAN/index.htm

<問い合わせ先>
  碧南市市史資料調査室 0566−41−4566

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