桃の選果から出荷まで
JA豊田市選果場
畑で収穫された桃は,直接トラックで搬入される。
搬入された桃は,熟れすぎを防ぐために10℃の予冷庫で温度管理され,品質を維持する。これにより,食べごろに出荷が可能となる。
傷などをチェックしながらコンベアーに乗せられる。
光センサーにかけられ,桃を傷めることなく瞬時に計測される。
桃は自動選別され,等級ごとに選別される。
ていねいに箱詰めされる。
箱詰めされた桃は,トラックで出荷される。
 ここでは,光センサーによる非破壊・リアルタイム糖度測定を行っている。同時に色や形,熟度も測定し,オートメーションで「等階級」別に選果する。こうすることで,大きさや形,甘さなどの品質を一定にそろえることができる。最近は,桃の産地はどこでもこのシステムが導入されている。それは,桃という果物が,他の果物より一つ一つの糖度の差が,他の果物よりも大きいからである。
 機械による選果は,農家にとって大幅な省力化となる。また,このシステムで得られたデータは,さらにおいしい果物をつくるために蓄積され,翌年以降の栽培に役立てている。