綾渡の夜念仏と盆踊(あやとのよねんぶつとぼんおどり) −国指定重要無形民俗文化財− <始まり>不詳 <地域>西三河
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綾渡の夜念仏 |
平勝寺 |
<関係地> 平勝寺境内 豊田市綾渡町 (豊田市役所足助支所より車で20分)
<概要>
夜念仏は,新仏(1年のうちに亡くなった人)のある家を回り,その霊を慰めるために,回向(えこう)を手向け,余興として手踊りを踊る盆の行事である。
かつては,三河山間部から岐阜県の恵那市(旧山岡町,旧串原村,旧上矢作町)にかけて広く行われていたが,今ではここだけとなっている。
念仏踊りというと,笛や太鼓などを演奏して激しく踊るようなものを想像するが,綾渡で行われている夜念仏は,一人一人が手にする小さな鉦(かね)の音だけで
,厳粛な雰囲気の中で行われている。盆踊りも人々が踏み鳴らす下駄のリズム音と歌声だけで進行していく。
<学習のポイント>
祭りの起源を学習するとともに,祭りの方法の変化を調べるのもよい。
<見学のポイント>
毎年8月10日と15日に,平勝寺の境内で行われている。静かで厳粛な雰囲気を体験して,後世に語り継ぎたい。夜念仏は,19時頃から始まり,盆踊りの終了が22時頃である。
<参考資料>
「愛知の史跡と文化財」
<問い合わせ先>
足助資料館 0565−62−0378
平勝寺 0565−62−2241
足助観光協会
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