豊田駒場の銭太鼓(とよたこまばのぜにだいこ)−県指定無形民俗文化財−  <始まり>不詳  <地域>西三河
銭太鼓 地図
銭太鼓を披露する子供たち 駒場神明社

<関係地> 駒場神明社 豊田市駒場町西埜中55(名鉄名古屋本線知立駅下車,高岡ふれあいバス乗り換え,駒場北口下車徒歩5分) 
<概要>
  駒場の銭太鼓の起源ははっきりしていない。伝承によると,平安時代の頃,京都のある公卿が帝の怒りを買い,東国への放浪の途中にこの地に土着した。その遺児に見目麗しい娘がいて,旅人の求めに応じて京都で習い覚えた銭太鼓を踊って見せ,暮らしを立てたのが始まりと言われている。
  また,一説には,銭が鋳造されるようになったことを祝い,太鼓に銭をつるして踊ったことが始まりとも言われている。
  この祭りは,厄払いの一種とも信じられており,厄神を送り出すために村の老若男女が集まり,ひとつの村から他の村の境へ踊っていき,厄神を送られた村では,同じように行列をしたてて,また隣村に厄神を送っていったと言われている。
  この祭りで使われている銭太鼓は,タンバリンのようなもので,振ると音が鳴る仕組みになっている。
<学習のポイント>
  銭太鼓の歴史や,銭太鼓で使われる楽器について調べてみよう。
<見学のポイント>
  10月の第1日曜日に行われる駒場神明社の祭りに披露されるので,ビデオなどに撮影するとよい。銭太鼓の仕組みがおもしろいのでそれを調べるのも良い。
<参考資料>
  「豊田の文化財」(豊田市教育委員会)
<問い合わせ先>
  豊田市郷土資料館  (0565)32-6561
                http://www.toyota-rekihaku.com

 愛知エースネットへ      トップへ