挙母祭と挙母神社の山車(ころもまつりところもじんじゃのだし) <始まり>江戸時代 <地域>西三河
|
|
曳き出しの様子 |
西町の山車(「豊田の文化財」より引用) |
<開催地および所在地>豊田市挙母町(名鉄三河線 豊田市駅下車徒歩15分)
<概要>
挙母祭は,江戸時代初期頃が起源といわれ,1630年(寛永7)頃には,飾り車5両(東町,本町,中町,神明町,西町)と竹生町の笠鉾,南町の獅子があったようである。
現在は,10月の第3土・日曜日の2日間にわたって挙母神社で祭礼が行われている。
この祭りで使われている山車は,高さ5.4〜6m,長さ3.7〜3.8m,幅2.6〜2.7mで,構造は神明造りで欄を四方に張り出している。
山車は元来,標山(神が天降りする目標となる山)を氏子が引き回す移動神座から起こったものだが,長い歴史の中で移動神座と余興奉納車を兼ねたものに変化していった。
挙母神社の山車8台は,1964年(昭和39)に愛知県指定文化財に指定されている。
<学習のポイント>
豊田に古くから伝わる伝統行事にふれることで,祭りの起源や郷土史,他の祭りに使われている山車などを調べたい。
<見学のポイント>
実際に祭りを見学することで,山車の大きさを実感するとともに,山車の飾り幕の違いなども見学したい。
<参考資料>
「豊田の文化財」
<問いあわせ先・ホームページ>
豊田市郷土資料館 (0565)32-6561 http://www.toyota-rekihaku.com/
愛知エースネットへ トップへ