三明寺(さんみょうじ)の三重塔 <時代>室町時代 <地域>東三河
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三明寺の三重塔 |
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<所在地> 豊川市豊川町波通37(JR飯田線豊川駅下車徒歩15分)
<概要>
三明寺は,8世紀初めに創建されたと言われている。本尊は弁財天(べんざいてん)で三河の国司であった大江定基(おおえさだもと)が力寿姫(りきじゅひめ)の死を悼み寄進したと伝えられている。源平の争乱のころ,源義仲に味方した三明寺の僧望月忠源(ちゅうげん)は源範頼の軍と戦って敗れた。その後範頼が三河国守となったときに家臣河合五郎に寺を焼き払わせたため寺は荒廃した。しかし,世紀末に後醍醐天皇の皇子という無文禅師により再興された。境内には1531年(享禄4)に建てられた三重塔がある。高さは15mで鎌倉時代に中国から伝わる唐様(からよう)と,日本風の和様の両方を取り入れた折衷様の建築様式をもっている。三重塔は弁財天を納めてある宮殿(ぐうでん)とともに国の重要文化財に指定されている。
<学習のポイント>
源平の合戦にゆかりのある寺である。また,三重塔の建築様式に見られる折衷様の特徴を調べてみるとよい。
<見学のポイント>
現在,三明寺は,三河七福神の霊場として紹介され,参拝者の絵馬がたくさん掲げられている。三重塔は周囲に高い建物がないため,大変目立ち,寺に近づけばすぐ発見できる。
<参考資料>
「豊川市史」 「図説東三河の歴史」 「東三河の歴史」 「愛知県の歴史散歩」
<問い合わせ先・ホームページ>
豊川市ホームページ
http://www.city.toyokawa.lg.jp/
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