炭焼古墳群(すみやきこふんぐん) <時代>古墳時代  <地域>東三河
(炭焼古墳群第十四号墳)

<所在地> 豊川市東上町炭焼平154  (JR飯田線江島駅下車徒歩25分)

<概要>
 炭焼古墳群は,本宮山(ほんぐうさん)から南に延びる,標高100mから60mの炭焼平大地上に作られた42基の古墳群である。小型の前方後円墳や円墳から構成されており,いずれも横穴式石室をもっている。現在見られるのは第3グループの最も大きな十数基である。三回の発掘調査の結果,玉類・鉄製品・馬具・須恵器(すえき)など多くの副葬品が出土した。炭焼平第14号からは,三河で三つしか発見されていない鳥形装飾付脚付短頸壺(とりがたそうしょくつききゃくつきたんけいつぼ)と呼ばれる壺が出土した。この壺はふたの部分に鳥の飾りが付いている珍しいものである。 
<学習のポイント>
 古墳時代中期から後期の特徴である横穴式石室をもった古墳があるので,その内部構造などを調べてみるとよい。またなぜこの地域に群集墳が造られたのか,地理的な背景を考えてみる。 
<見学のポイント>
 石室が保存されている古墳もあり,見学できる。古墳から出土した遺物の一部は一宮歴史民俗資料館に展示されているので見学するとよい。
<参考資料>
 「一宮町誌」 「図説東三河の歴史」 「東三河の歴史」 「愛知県の歴史散歩」
<問い合わせ先>  
 豊川市一宮歴史民俗資料館  0533-93-3013

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