瓜郷遺跡(うりごういせき)国指定史跡 <時代>弥生時代 <地域>東三河
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史跡瓜郷遺跡石碑 |
復元された平地式住居 |
<所在地> 豊橋市瓜郷町寄道地内 (JR飯田線下地駅下車徒歩15分)
<概要>
瓜郷遺跡(うりごういせき)は弥生時代中期から後期にかけての遺跡で,豊川下流域にある弥生遺跡の中でも低湿地遺跡として特に有名である。1947年(昭和22)年から5回にわたる発掘調査が行われ大規模な集落遺跡であることが分かった。奈良県の唐古遺跡(からこいせき)や静岡県の登呂遺跡(とろいせき)に匹敵する重要な低湿地遺跡として,国指定史跡となっている。水田跡については発見されなかったが,石包丁(いしぼうちょう)や土器・木製農具・骨角器等が出土し,住居跡も発見されている。住居跡は,弥生時代に多く見られる竪穴式ではなく平地式の住居で,低湿地のため竪穴が掘れなかったと思われる。住居跡の敷地は長径5.5m,短径3.6mの小判型で柱穴が二つある。
<学習のポイント>
教科書にも登場する登呂遺跡と同じような低湿地遺跡であり,稲作を行うかたわらで狩猟・漁労を営んでいた当時の人々の生活を想像してみよう。
<見学のポイント>
現地は国指定の史跡として整備され,平地式切妻の住居が復元されており見学に適している。発掘された土器・木製農具・石器等は豊橋市美術博物館に展示されており見学できる。
<参考資料>
「豊橋市史」「豊橋の史跡と文化財」「豊橋めぐり」「図説東三河の歴史」「愛知県の歴史散歩」
<問い合わせ先・ホームページ>
豊橋市美術博物館 0532-51-2882 http://www.toyohaku.gr.jp/bihaku/
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