牛川人骨出土地 (うしかわじんこつしゅつどち) <時代>先土器時代  <地域>東三河
牛川原人史跡公園にある「牛川原人之碑」 牛川原人史跡公園の標石

<所在地> 豊橋市牛川町乗小路内(豊橋鉄道市内線 赤岩口行き終点下車徒歩20分)

<概要>
 牛川人骨は,1957年(昭和32)豊橋市牛川町の石灰岩採石場で,今から1万年以上前の更新世(こうしんせい)の地層から発見された。群馬県岩宿遺跡(いわじゅくいせき)で更新世人類の存在が確認されてから初めての人骨の発見であるということで,大きな注目を浴びた。骨は96oほどで人間の左上腕骨(ひだりじょうわんこつ)の一部だと考えられる。1959年(昭和34)の発掘調査では左大腿骨(ひだりだいたいこつ)も発見された。東京大学の鈴木尚(すずきひさし)教授の鑑定によると,最初の人骨は身長134.8p,成人女性,二つ目の人骨は149.2p,成人男性のものと推定されている。更新世の旧人段階の人骨であるとされて牛川人骨と名付けられた。しかし,最近の研究では最初の人骨は動物の骨ではないかと指摘する学説もある。
<学習のポイント>
 
日本では1949年(昭和24)に初めて群馬県岩宿遺跡で更新世地層から打製石器が発見されて,縄文文化以前の先土器文化(旧石器文化)があったことが確認された。こうした重要な遺跡が郷土にあることを印象付けたい。
<見学のポイント>
 現在出土地附近は史跡公園として整備され,公園内に「牛川原人の碑」がある。骨は東京大学総合研究資料館にあるが,豊橋市美術博物館には復元模型が展示してあり見学することができる。

<参考資料>
 
「豊橋市史」「豊橋の史跡と文化財」「豊橋めぐり」「図説東三河の歴史」
<問い合わせ先・ホームページ>
 
豊橋市美術博物館 0532-51-2882  http://www.toyohaku.gr.jp/bihaku/

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