志香須賀の渡し(しかすがのわたし) <時代>奈良時代 <地域>東三河
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柏木の浜の碑 |
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<所在地>豊川市平井町(JR飯田線小坂井駅下車徒歩10分)
<概要>
古代の豊川は「飽海川」(あくみがわ)と呼ばれ,河口付近は川幅が4qもあった。こうした橋のない大河には渡し船がおかれ,志香須賀の渡しもその一つである。律令国家では中央と地方を結ぶ道路が官道として整備され
,約16qごとに旅行者が休憩,宿泊をする駅家(うまや)が置かれた。三河国では鳥捕(ととり)・山綱(やまつな)・渡津(わたつ)の3駅が置かれており,東国への旅行者は渡津駅から船に乗り対岸の飽海(あくみ)関屋(せきや)・城海津(しろかいづ)あたりに上陸したと思われる。
<学習のポイント>
古代の律令制における交通の整備について学習し,駅制の果たした役割やそれらを利用できない農民たちの苦労について考えて見るとよい。
<見学のポイント>
現在渡津駅の位置は定かでないが,豊川市平井町・篠束町付近と推定されており,河岸を示す「柏木の浜」の碑が建てられている。
<参考資料>
「小坂井町誌」「東三河の歴史」「愛知県の歴史散歩」
<問い合わせ先・ホームページ>
吉田方小学校(メニューの「吉田方の歴史」)
http://www.yoshidagata-e.toyohashi.ed.jp/index.html
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