大橋屋(おおはしや) <時代>江戸時代 <地域>東三河
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大橋屋 |
<所在地>豊川市赤坂町紅里(名鉄名古屋本線名電赤坂駅下車徒歩10分)
<概要>
赤坂は,東海道五十三次の宿場町の一つとしてにぎわったところである。全盛期には,旅籠(はたご)や茶屋などが約80軒を数えた。その当時の面影を今に伝えるのが,江戸時代からの旅籠である大橋屋である。大橋屋は旧屋号を鯉屋と称し,1715〜16年(正徳5〜6)頃の建築で,間口9間,奥行き23間ほどの大旅籠であった。浮世絵師・歌川広重の描いた赤坂宿のモデルとなった旅籠であるとも言われる。1878年(明治11)10月には,明治天皇が東海・北陸御巡幸の折に,この大橋屋でお休みになっている。
平成時代の今日も,当時の旅籠としての形態をよく整え,江戸時代の風情を十分残しながら営業を続けている。
<学習のポイント>
大橋屋の建物の造りを調べるとともに,江戸時代の人々の往来や宿場の果たした役割についても調べてみよう。
<見学のポイント>
建物の内部の様子のほかに,屋根の妻から二階軒下に張り出した「そでうだつ」なども観察するとよい。
中庭には,広重の絵画に描かれたという灯ろうもある。
<参考資料>
「三河の歴史資料集」「音羽の文化財」
<問い合わせ先・ホームページ>
豊川市教育委員会(生涯学習課) 0533ー88−8035
http://www.city.toyokawa.lg.jp/(豊川市役所)
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