大根平遺跡(おおねだいらいせき)<時代>縄文〜弥生時代  <地域>東三河
大根平遺跡(竪穴式住居跡)

<所在地>設楽町津具中口21・22(JR飯田線本長篠駅から豊鉄バス乗り換え,田口新城線「下津具」行き「見出」下車徒歩30分)
<概要>
 大根平遺跡は津具中学校の背後の山に続く尾根の一部,標高740mに位置し,1951年(昭和26)に村松信三郎氏によって発見された。付近には豊富な湧水があり,見晴らしの良い所である。出土品は鏃や狩りの道具が多く,狩猟中心の生活が営まれていたと考えられる。しかし,籾殻のついた土器も発見されており,狩猟と同時に稲作農業も行われていたとされる。出土した土器は縄文式早期をはじめ, 中期前,後半及び晩期などのほか,弥生時代の後期のものも見つかる複合遺跡であることが確認された。長い年月の隔たりはあるが,各時代にわたる生活の跡がみられ,長い間この地で人が生活をしていたと考えられる。 
<学習のポイント>
 
遺跡や出土品を見学し,縄文時代の狩猟中心の生活から,稲作が伝わり農耕中心の生活に移行していく様子を理解したい。
<見学のポイント>
 
竪穴式住居跡が2基見られ,柱が立っていた穴を見ることができる。また,出土品は津具民俗資料館に展示してある。
<参考資料>
 
「津具村史」・「北設楽郡史」
<問い合わせ先>
 
設楽町教育委員会 0536-62-1105

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